舞姫 テレプシコーラ

この作品は第一部と第二部があり、雰囲気ががらっと変わっています。
第一部は、バレエ教室を営む一家の六花と千花2姉妹と、転校生で見た目が醜悪で家庭環境が特殊な空美の対照的な境遇やバレエをする上での裏側がよく描かれています。
いじめや嫉妬なども日常で起こるような雰囲気で何気なく描かれていて怖いです。
第一部のラストは衝撃でした。
精神的に追い詰められた千花は自殺してしまいます。

第二部は成長した六花がローザンヌに挑戦する数日間を描いています。
そこで会ったのは見た目を変えた空美だったのか、今でも謎のままです。
第二部はどちらかというと、バレエオタクの山岸さんによるローザンヌの紹介のようになっています。
おかげでバレエに詳しくない私でもローザンヌのしくみがだいたいわかりました。

最近、妖怪ウォッチのコミックを読みました。

子供が特典のメダルを欲しがっていたので、コミックを購入したところ、一巻だけ買っても・・と思い、結局既巻を全て購入して読んでみたんです。
子供が読みたがっていたというより、もはや自分が読みたくなった感じです。
コミックを読むまで、妖怪ウォッチって、何でこんなに人気があるんだろ~と思っていましたが、読んでみて初めて納得しました。
妖怪ウォッチは、主人公のケータが森でウィスパーという妖怪に出会い、妖怪ウォッチを手に入れた所から始まります。
色々な妖怪を集めていくストーリーです。
妖怪のネーミングは凄くよく考えてあって、大人が聞いても分かりやすく面白いものばかり。
ストーリーもギャグテイストなので、いつでも軽く読めるのが魅力です。
子供受けがいいものって、実は大人受けもいいのでは?と知るきっかけになりました。

山田太郎ものがたり

容姿端麗、学力優秀、運動神経抜群だが貧乏。家が貧乏の上に大家族ということで極貧生活を送っているが、学校ではどこかの御曹司と噂される山田太郎と周囲の一癖もふた癖もある登場人物たちの繰り広げる学園物語です。
とにかく面白いのが主人公が貧乏らしい行動を取っているのに関わらず、周りは完全にお金持ちの御曹司、私の王子様と信じ込んでいる所です。確かにイケメンではありますが、色々苦労してなりふり構わなくなっている主人公も面白いです。茶道の家元で本物のお金持ちである御村託也が親友ポジションであるため、さらにこの思い込みが拍車をかけます。
ありえない成り行きやまさかの展開など退屈せずに読めば読むほどはまっていく面白さがこの作品にはあるので、一風変わった面白い話を読みたい人や男性にもオススメできる漫画です。

シドニアの騎士のレビュー 

シドニアの騎士は宇宙を舞台とするSFの物語。昔人類はガウナという未確認生物に滅ぼされかけたが、

勇者シドニアの騎士が守ってくれた。そしてその孫が今度はシドニアの騎士となり、シドニアを守っていく。
ガウナに次々と仲間がやられていく中、シドニアの騎士が孤軍奮闘していく。そして、シドニアやガウナの秘密が明らかになっていく。

このマンガは一言でいえば、進撃の巨人のSF版とも言っていいだろう。所どころ進撃の巨人と似ている設定などが多い。
人類の未来を表している所があり、未来の人間ももしかしたら、人間による光合成をしているかもしれない。光合成をすれば食べ物を食べなくても生きていけるのだ。
そして、進撃の巨人に負けないぐらいストーリーも面白いマンガである。

僕と彼女の×××

美少女だけれど性格がガサツすぎる主人公菜々子と、ルックスはいいのに地味な性格で目立たないあきらは、菜々子の祖父が作ったマシンのせいで中身が入れ替わってしまいます。
菜々子の体にあきらの中身、あきらの中身に菜々子の中身が入ってしまったため、ルックスに合った性格となり周りからはもてるようになりますが、あきらは早く自分の体に戻りたくてたまりません。
一方、菜々子は男子の体が気に入ったようでイキイキしています。
しかも親友だった椎名と付き合うことになり、男子としての青春を謳歌しています。
あきらも親友だった千本木に言い寄られ、結局つきあうことになってしまいました。

全体的にラブコメなので、楽しく読めます。
絵はちょっと古臭いですが、可愛らしいですね。

タイトル:『not simple』

あらすじ:ツキに全く恵まれることがなく、残酷な運命に巻き込まれた末にその生涯を閉じた青年・イアン。
イアンがただひとむきに想ったありふれた願いが、皮肉にも旅路をより複雑なものにして、大切な人々とすれ違っていく。
感想:ツキに全く恵まれなかったイアンの人生は、まさに「not simple」である。
しかし彼の願いはごく「simple」であったことに、切なさとやるせなさが込み上げてくる。
悲しい話だが、客観的に見ても絶望的すぎる人生を歩みながらも、それでも健気に笑おうとするイアンの姿からは、例えようもない感動が与えられた。
「本当に感じたいのは、もっと近くの人のぬくもりなのに」という作中の言葉は、普段生きていても中々気づくことができないような、身近な幸せに気づかせてくれるだけではない。
一方で、「完全ではない絶望の残酷さ」にハッとさせられ、胸が鉛のように重くなる。
それら全てをひっくるめて、永遠に心に刻んでおきたい作品である。

近キョリ恋愛

頭脳明晰でスポーツ万能だけれど、どこか風変りな主人公ゆにと、チャラい高校教師ハルカのカップルのお話です。
可愛くて人形のようなルックスだけれど色気がなく子供っぽいルックスなため、ハルカとあまり釣り合っていないんですが、ツンデレで人前で甘えて見せないゆにが可愛いです。
基本的にギャク満載のお話ですが、最初は面白がって付き合うことにしたハルカの気持ちの変化が興味深いです。
さくっと軽く読めるマンガですが、いつ周りに二人の関係がばれてしまうのかハラハラします。
ゆにの人形のようなルックスにこだわる女教師だけは二人のことに気づき、最初は別れさせようとしますが、だんだん二人を応援するようになります。
ちょっとありえないような展開ですが、絵も可愛いし読みやすいマンガです。

9番目のムサシ

幻の組織UBに所属し、若くしてコードナンバー9とされる一桁ナンバーの称号を持つ主人公が、国や世界を揺るがす難事件を次々と解決していく物語です。
普段は男装をして、男のような恰好で生活をしている鉄仮面の主人公が、見た目の若さに騙されている犯人たちをさも簡単そうに次々と倒していく姿がすごく通快でカッコいいなと思います。主人公視点ではなく、事件に関わる人たちの視点から描かれているのですが、様々な人達から見た彼女の印象、強さへの驚きや実は女性だったことへの驚きなどが詳細に描いていて一つの映画を見ているような気分になります。
そして主人公が心動かされるただ一人の人、橘慎悟との出会い。お互いに段々惹かれていく行程や一般人の信吾とUBメンバーである主人公だからこその悩みや別れ、すれ違いや再会とこの二人の関係がすごく良いです。ベストカップルだと思い、最後まで幸せでいてほしいと願うばかりです。本当に面白いので是非読んでみてください。

ヴァムピール 特別編 KING AND BARON+

ヴァムピールの主要人物であるバロンの過去のお話です。
ここにはこのストーリーのバロンにかかわるキング巡査部長とのコンビがいいコントラストになっていて面白いです。
時代は19世紀後半のイギリスを中心にしており、過去に起こった凶悪事件や猟奇殺人事件がベースになったストーリーで一話完結です。

作者の樹なつみさんはコスチューム好きなので、時代物ではイキイキしていますね。
正装してドレスアップした登場人物がゴージャスで雰囲気がいいです。

事件は切り裂きジャックをはじめとした話を彷彿させ、なかなか血なまぐさいです。
独特の緊張感があって面白いです。
本編のヴァムピールは現代のお話ですが、こちらの特別編の方が個人的には面白いです。

タイトル:『遠浅の部屋』

あらすじ:これまで誰も見たことがない「目」を描く漫画家・大橋裕之の初の自伝漫画。
高校を卒業した著者は、プロボクサーになると告げて実家を出て、一人暮らしを始める。
しかし、突然「漫画家になりたい」という夢を抱くようになり、自分の思いを周囲の人々にひた隠しながら迷走する。
行きたくもないジムに顔を出し、誰に見せるでもない漫画をアパートで描き続ける孤独な日々に、果たして光は射し込むのか。
感想:一度見たら忘れられないような独特の「目」を持つキャラクターを描く著者なので、てっきり天才肌だと思っていた。
だが、周りの人が自分より偉く見えたり、「自分は一体何をやっているのか」という誰もが通過したであろう迷いを経験していたことに驚いた。
この作品からは甘酸っぱくて切ない青春漫画の一括りでは決して収められないような魅力があり、昔の著者の漫画に対する葛藤を思い返すと感慨深くなる。
どんな状況にいる人でも勇気づけられる良作である。